わたしのお気に入りコラム映画

ダイアナ妃との出会いが印象的 「パヴァロッティ 太陽のテノール」

 

「パヴァロッティ 太陽のテノール」

https://gaga.ne.jp/pavarotti/

 

 

実は彼のオペラを通しで観たのは、「愛の妙薬」だけ。

しかもレーザーディスクで(時代ですね。この件については後述します)

LDは舞台鑑賞とは違い、アップで表情を観ることができます。

ツウが評価するような気の利いたことは言えないのですが、

まあ、とにかく表現力のある人だと思いました。

 

 

お人好しで、馬鹿にされていいように騙される

ネモリーノという役なのですが、

「どうしてそこで信じちゃうの!?」

「だーかーらー」

「健気…😢」

と観ながら本気で怒ったり心配したりしていましたね。

ネモリーノではなくパヴァロッティ自身がマヌケに思えてしまうような、

そんな演技でした。

 

 

この映画のインタビューの中で、

「素朴でお人好しなネモリーネが一番彼らしい役だ」

というコメントがあり、私は唯一観たのが「愛の妙薬」であることを

幸運に思います。

 

 

印象的なのは、ダイアナ王妃と心が通じ合う部分

以下ネタバレです。

↓↓↓

ロンドンでの屋外チャリティコンサートは、土砂降りの日でした。

それでも傘をさして大勢の聴衆が参加します。

そのうち聴衆の後方から、舞台が観えないとブーイングが出始めたため、

 

「できれば傘を閉じて雨を感じながら聴いてください」

 

とアナウンスがあると、最初に傘を閉じたのはダイアナ妃でした。

そしてパヴァロッティが

「殿下のお許しがあれば、ダイアナ妃にこの歌を捧げたい」

歌ったのが

「見たことのない美人」(プッチーニ / 「マノン・レスコー」)

 

 

この時の出会いがきっかけで、パヴァロッティはチャリティ公演を

するようになります。

ドキュメンタリーとは思えない、映画の名シーンのようです。

 

↑↑↑

2人とも、スキャンダルを起こしながらも人を惹きつけるキャラクターで、

その舞台の上と座席の距離で、「同志」とピンとくるものが

あったのだろうな、と感じさせられるシーンです。

 

また、一世を風靡した三大テノールの公演。

「そのうち観に行こう」

と思っているうちに、観ることができなくなりました。

 

 

一週間の中(Sunday、Monday、Tuesday…)に

「Someday」はないことをしみじみ感じました。

 

 

さて、私が唯一通しで観た彼の作品「愛の妙薬」

これは、たまたま見つけた隣の自治体主催の

「オペラの楽しみ」

という数回の講座ででした。

 

 

小学校が会場で、音大出身の先生お二人が主宰でした。

先生は、始まる前からアリアを口ずさみながら、

「ああ、今日は楽しみだなぁ 🎶」

と本当に嬉しそうに準備をなさっているのです。

機材も、私物の古くなったものを学校に寄付したものだそう。

時々子どもや同僚の先生方を集めては、鑑賞会をしているとか。

 

 

音楽の授業がこんなだったら、私たちはどんなに心が豊かに

なるのだろう、と感じずにはいられませんでした。