傘を買いに行って感じた、時代の矛盾

 

 

日傘は

・フリル

・レース

・花柄

の三拍子揃ったエレガント系がほとんど。

オンナコドモにゃこれでいいだろ、と思ってるなー感ありあり。

(婦人物スリッパを探しているときにも感じる)

 

 

そうでなければ、スポーティーなチェックやストライプ柄 。

雨傘だって、メンズとレディースが分かれているけれど、

もっとデザインの幅があるのに。

同じメーカーが作っているのだから、

もう少し融通していただけないものかなぁ。

 

 

とにかく、なかなか好みのものが見つからなくて困ります。

まあ、これなら良いだろう、というものを

やっと見つけた

と思ったら、

最近は、内側が黒のタイプが流行のようなんだな。

多分、地面から反射する紫外線を吸収するためでしょう。

「傘をさしても、紫外線は地面に当たって反射するのです」

と言いたげなこの黒張り。

 

 

「少しでも紫外線を浴びると、

 取り返しがつかなくなりますよ! 」

と言わんばかり。

 

 

もう、ええですやん、

ちょっと前まで普通の日傘をありがたがっていたのに。

どうしてこう不安を煽るネタを見つけだすんだろう。

 

 

しかも、バブル世代の私は覚えているぞ。

世の中かがこぞって

「赤道小町」だの

「クッキーフェイス」だの

日焼けを煽っていたことを。

 

 

私は日焼けに興味がなかったし、そもそも日焼けして

大熱を出して大変な思いをしたことがあったので、

わざわざ日焼けをしなかったら、

当時はそれが「ダサいこと」だと

親切ごかしに教えてくれるヤカラがいたものだ。

そいつら今でもガンガンに日焼けしていたら、

尊敬するけど。

 

 

話は逸れたけれど、当時紫外線を避けましょう、という

キャッチコピー、見た覚えがないぞ。

それが今じゃ、傘の内側まで黒いシートを貼って、

普通の傘じゃダメなんだ!

と煽るこの商業主義は何なんだ

 

 

この傘に黒の色は重くてイヤです。

私は地面に反射した紫外線は諦めるので、

黒張りにしなくていいです。

でも

・フリル ・レース ・花柄

の三拍子はもっとイヤなので、妥協してこれを買いました。

とか繰り言を言いながらこんなタッセル をつける私を

理解できない家族たち。