ハンカチと和菓子の紐で

 

 

お雛様を飾りました。

つい先日しまったような気がするのに。

 

このお雛様は、父の故郷の奈良の”一刀彫り”

という工芸品だそうです。

小さい頃は大きな段飾りが羨ましかったけど、

大人の事情と大人のセンスが分かるようになった今は、

このお雛様が大好きです。

 

 

下の段の部分が箱になっていて、ここにお雛様を

しまいます。

「お雛様が傷まないように」

と母が私の古いハンカチと和菓子についてくる紐

(こういうのをいちいち取ってある)で

ひとつひとつ巾着袋を作ってくれています。

柄が昭和です。

 

 

というと、とてもまめな慈母のようですが、何かと大雑把で、

子どもの頃は、レイアウトを考慮しない母のお弁当がイヤで、

私は高学年くらいから自分でお弁当を作るようになりました。

 

 

それを

「私の躾が良いから」

と自慢する母です…